利他の心
2009/05/24 Sun
キィー!!
私は、あんたことをこれだけ考えてやっているのに
もうあんたなんか知らない!好きにしなさい!!
よくある家庭内の一コマですが
これを多くの方は「利他心」だと思い込んでいます。
「利他」とは、
自分より、他人の利益を優先することであり
自分の利益を追及する「利己」の反意語で使われます。
利己的な人は、「エゴイスト」とも呼ばれるので
自我は、利己的を嫌い、できるだけ利他的になろうとします。
でも、結局自我のやることです。
根底には、やっぱり「自我満足」があるんですね。
「あなたのため」と言いながら、それを拒絶されると
自分が拒絶されたと考えて、相手を憎みます。
自我が欲しい返事は、いつも「YES」です。
あなたのためは・・自分の心を満たすため・・なんですね。
そもそも、「あなたのため」には、
それが絶対に良いことだという“決め付け”があるんですね。
そうかもしれないし、そうでないかもしれない。
どちらにしても「妄想」であることということです。
このような自我から生まれる「利他心」は
子どもにとって、しつけではなく「押しつけ」
他人にとっては、思いやりではなく「重い槍」です。
本来の利他心とは、
自分と他人の隔たりがないところから
しか生まれてこないものです。
見返りも満足も求めない、自然の行動ですから
拒絶されても、何も感じることなく、
さらっとしたものです。
そもそも「利己」や「利他」は、【自我語】なんですね。
「本当の自分」に還ると、
これはエゴだとか、これが思いやりだとか
いちいち考えることがなくなります。
そして「利己」や「利他」という概念は、自然に消えていきます。
自他の隔てが取れてくると
自分を尊重するように、自然に相手の気持ちも尊重しています。
こちらにコントロールしようとする気持ちがないので、
相手も構えることなくリラックスしている。
両者の間に壁がないから・・これがやっぱりうまくいくわけです。
心配する自我が、心配事を創っていた。
本当は、何もいらなかったんだということに気づくはずですよ。
оΟ゜Ο。.・оΟ゜Ο。.・оΟ゜Ο。.・оΟ゜оΟ゜Ο。.・оΟ゜Ο。.・
ミクシィの安達さんという方の日記から転載させていただきました。
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