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竜の国~ブータンに理想郷を見た

2009/01/22 Thu

過日、あるTV番組で、ブータンの特集をしていました。


ブータンは、南アジアにある国家。
正式名称はブータン王国。
インドと中国にはさまれている、世界唯一の、チベット仏教を国教とする王国。
国土は九州に匹敵する程度、人口70万人以下の小さな国です。



ブータンは急速な近代化(欧米化)の中で、独自の立場や伝統を守ろうとする政治に、世界的な注目が集まっています。
また、前国王が提唱した、国民総生産にかわる国民総幸福量(GNH)という概念、様々な環境政策、伝統文化保持のための国民に民族衣装着用の強制…などが、近年のスローライフなどのキーワードと組み合わされて語られる場合が増えています。


確か、1980年代まで、ブータンは、ほぼ鎖国状態でした。
その頃、Photo Japonという写真誌で、ブータンの風景、建物、人物を初めて見ました。
その時、得も言われぬ郷愁を感じたのを覚えています。
まるで昔の日本人のような顔立ち、そして似通ったマインドが感じられました。

(400年以上前、ブータンで現在の妻と兄弟関係だった前世もあるらしいですが…)



余談ですが、昔インドで出会った知人が、半鎖国中のブータンに行ったことがあるそうな。
(どうやって入ったんでしょうか…)
彼は様々なところで修行していた人間で、ブータンでは黄色い袈裟を着用して旅をしていたそうです。
すると、行く先々で歓待を受け、ホテルでは毎朝、大量の新しい生花が届けられました。
さすがに、これはおかしいと感じた彼は或ることに気が付いたのです。
黄色い着衣は、ブータンでは王族のみに許されたものであったと…

このままでは大変な事になると思った彼は、ホテルをこっそりと抜け出したのでした…
(彼は、青山圭秀氏の『理性のゆらぎ』にH・Rとして登場しています)


それはともかく、現在のブータンの人口の、何と90%が農業に関わっているということです。
食糧危機も、食品添加物の危険も無く、正に地産地消の、マクロビオテックなスローライフ。

更には、制服などの費用を除く教育費、医療費は全てが無料!
(インドの聖者サイババも、教育、医療費は無料であるべきと唱え、多くの学校、病院でそれを実践しています)


そして最もユニークで先駆的なのは、全ての根底に流れる、国民総幸福量(GNH~Gross National Happiness)という概念でしょう。

「国民総幸福量」とは、こう説かれています。

目的と手段を混同してはいけない。
経済成長自体が国家の目標であってはならない。
目標はただひとつ、国民の幸せに尽きる。
経済成長は幸せを求めるために必要な、数多い手段のうちのひとつでしかない。
そして、富の増加が幸福に直接つながると考えるのは間違いである。


国民総幸福量の増大は経済成長よりも重要である、というのが国王ジグメ・シンゲ・ワンチュクが唱えた同国の国是となっています。


先日のTV番組の中、現国王の国民に向けたメッセージが実に感動的でした。

「私は、あなた達の父として、友人として、また息子としてあなた達に仕えたい」

―ということを言っていたのです。


「民主主義」という、実際には存在しない幻想を信じる者は、立憲君主制という制度が、古色蒼然たる過去の遺物のように見えるかもしれません。
しかしどのような形であれ、こころの豊かさに重点を置き、それを追求し、実現しようとする世界。
それこそが、わたし達が夢見る、ミロクの世の理想郷なのでしょう。

そこにはチベット仏教の利他心に基づく、全ての生きとし生けるものに対する思いやりと親愛の情や、全てが相互に依存しあって生きていることを自覚する精神性があります。

利他心、慈悲心という、こころの豊かさが経済を循環させ、自然との共存により、もたらされる豊かな実り。
感謝の念を抱き、「国民総幸福量」という目に見えない価値に向かって、総国民がひたすら生きるブータンの姿。

変動を越えた未来世界は、現在のブータンのような理想郷なのかもしれません。






ご支援よろしく<(_ _)>










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さんかるぱ

Author:さんかるぱ
アメリカ在住13年。後、大阪に居を構え広い意味での「癒し」に関わる。

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